PROFILE
久保田 英樹
Hideki Kubota
しまむら商品2部
チーフコントローラー
2001年入社
入社後、店舗社員と店長を経て商品部へ。その後、貿易部で海外との取引経験から輸入業務に関する知識を深める。さらに広告宣伝部で商品の訴求方法や販促物制作に携わり、再び商品部に戻り、チーフコントローラーとして活躍。つい最近、子供が生まれワークライフバランスへの意識を強く持つように。
尾方 麻実
Asami Ogata
総務部 主幹
2001年入社
栃木県(店舗社員)・茨城県(店長)・熊本県(店長)を経て、商品部でコントローラー・バイヤーを経験。出産と育児休業を経て経理部に配属後、現在の所属部署へ。常に新しいことにチャレンジしたいという性格もあり、ジョブローテーションを通じて得た経験を財産とし、各部署で自分らしい価値を生み出し続けている。
中台 翔士
Shoji Nakadai
しまむら本八幡店 店長
2016年入社
千葉県と東京都で店舗社員を経験後、2年目に大阪府の店舗で店長に。その後、本社でコントローラーとバイヤーを経験。2人の子供との時間を大切にするため、地元の千葉県に戻り、コントローラーとバイヤー時代に培った知識と経験を活かし、再び店長として店舗運営に携わっている。
枦元 巴菜
Hana Hazemoto
しまむら野上店
店舗社員(新入社員)
2021年入社
入社1年目。キャリアのスタートを切り、現在、地元でもある東京都のしまむら野上店に勤務。学生時代のアルバイト経験から、就職活動ではアパレル業界を志望。しまむらのジョブローテーション制度を知り、バイヤーや店舗勤務だけではなく、様々な仕事を通じて、自らを磨いていける可能性を感じ、入社を決める。
※所属・職種は取材当時のものです。
今日は皆さんよろしくお願いします。
入社1年目なので、
先輩のお話を色々と聞いて自分の仕事に活かそうと思っています!
私は前回の座談会も参加したんですが、
若い方と触れ合っていい刺激をもらったので、
今回も楽しみにしていました。
確かに! 人前に出るのは苦手なんですけど…。
でも普段商品部にいると、
枦元さんくらいの若手と話す機会があまりないので、
すごく新鮮な気持ちです。
後輩と先輩に同時に話を聞ける機会ってなかなかないから、
私が一番オイシイ立場ですかね(笑)。
色々勉強して、店舗に持って帰ります!
ちゃっかりしてるなぁ〜(笑)。
Talk.1
若手を全員で育てる風土
私はまだ入社1年目で、店長へのステップアップを目指している最中なのですが、皆さんが店長だった時のことが知りたいです。
やっぱり最初は目の前の仕事に追われて、視野が狭くなりがちだと思います。でもどこに行ってもしまむらの店舗があるので、近くの店舗の店長や先輩がちゃんと助けてくれるから、苦労した記憶はないかな。それよりも、お客様の笑顔を見た瞬間の喜びとか、担当店舗の売上が伸びた時のやりがいの方が大きいです。
地域の方との関わりができるところもすごく楽しいですよね。私自身、店長の仕事をイメージできていなくて、最初は先輩をすごく頼りにしました。自分より年上の方たちと一緒に働くので、休憩時間は甘えて仕事はバリバリ挑戦して、自分なりにメリハリをつけるようにしていました。
実はこの場に来るまで、店長になれるかどうか正直不安で…。私でもなれるでしょうか?
しまむらにはしっかりしたマニュアルがあるので、誰でも店長になれる仕組みになっていますよね。
誰でもなれるからこそ、なってからどういう店舗運営をしていくかは、店長の手腕次第かな。ふとした瞬間にたまたまニュースで知ったファッションとは違う分野のトレンド情報が役立つこともあるので、何にでも興味を持つことは大事だと思います。
そうですね。自分なりの考えを持つことは大切ですし、一層仕事が楽しくなるんじゃないでしょうか。店舗の業務は想像以上に多くて私も新人の頃は大変でした。でも目の前の業務の意味を考えて、自分なりに工夫したり、他の店舗を見学すると、新しい発見が必ずあるんですよね。
店長になれば後輩やパートの方たちのマネジメントもしますからね。自分がやっている仕事が、何のためなのか考えるクセを入社1年目からつけておくと、かなり役立つと思いますよ。
覚えた作業の効率化を図れるように工夫はしているんですけど、まだまだ覚えることの方が多くて。皆さんのようになれるよう、もっと頑張りたいです。
素晴らしい! しまむらには改善提案できる制度がありますが、自発的に改善意識を持って取り組むことは自分自身の成長にも繋がります。中台さんも話していましたが、効率化することを目的にせず、一つ一つの仕事の意味や目的をちゃんと理解した上で取り組めば、きっといい提案ができる店長になれますよ。
マニュアルもあるし、周囲の方の助けもあり、皆さんの話を聞いて店長になることが楽しみになってきました!
Talk.2
ジョブローテーションの魅力
店長への不安が払拭できたところで(笑)。枦元さんは店長のさらに先、挑戦してみたい仕事はありますか?
やっぱり商品に携われるバイヤーにはすごく興味があります。商品部の仕事を経験すると視野が広がると聞きました。中台さんはバイヤーを経験して、今店長をされていますよね。どんな変化がありましたか?
バイヤーを経験したことで、売れる商品が分かるようになったのがすごく大きいです。店舗に戻った際、売れ筋の商品を目立つ位置に陳列したり、入荷時期を予測して売り場作りを先行して取り組めたり、攻めの店舗運営ができるようになりました。
バイヤーの仕事は、自分自身が抱く商品への考えや、お客様からのご意見を活かせることが醍醐味ですよね。私自身、色んな部署を経験して一番を選ぶとしたらバイヤーになっちゃうかも(笑)。
一度はやってみたいと憧れますよね。もちろん全員がバイヤーになれるわけではありませんが、店長を経験して、どうやって商品が作られ店舗に並ぶのかをしっかり学ぶ意欲と熱意があれば、バイヤーへの道も拓けますよ。個人の想いや取り組みをちゃんと汲み取ってくれる土壌がしまむらにはありますから。
尾方さんと久保田さんは、バイヤー以外にも色んな経験をされていますよね?
私は商品部以外に貿易部と広告宣伝部を経験しました。貿易部は海外の工場と契約し商品を作ってもらうので、頻繁に現地の工場に行って生産体制や検品方法、輸入ルートなどの確認を行うため、商品知識が深まりました。広告宣伝部では商品をどう訴求すれば魅力が伝わるのかを経験できて、現在のコントローラーの仕事にとても活かせています。業務の精度や質を向上できたのは、ジョブローテーションを経たからこそですね。
私が総務部で担当している株式関係の仕事では、株主総会で全社的な取り組みの成果や、今後の方針を多くのステークホルダーの方々にお伝えします。この仕事のおかげで、しまむらの魅力を発信することの大変さに気づけたように、携わる仕事ごとに視野が広がりますよ。
2人のように私も色んな部署を経験してみたいです。特に尾方さんのように、しまむらを支えるような仕事にも興味があります。あとはEC事業部も! 今後、しまむらも強化していく事業だと思うので、店舗で培った経験を活かせたら嬉しいです。
総務部や経理部は今の仕事と直接関わる機会がない仕事ですが、会社にとってはとても重要な役割を担ってくれているというのは日頃から感じていました。特に会社の数字に携わる仕事にはすごく惹かれます。
スカウトのチャンスですよ、尾方さん!
裏方のイメージが強いので、若手に興味を持ってもらえただけでみんな喜ぶと思います(笑)。
とにかく色々経験してみるといいと思います。私自身、ジョブローテーションを通じて自分が興味のあること、やりたいことが明確になったので。
そうですね。私もバイヤーになった時に「もし自分が店長に戻ったらこんな売り場を作ればもっと売れる」というビジョンができました。いつかまた店舗に戻って直接お客様と接したいと思っていたので、今それが叶っています。
私の場合、経理部と総務部への異動は特に希望したわけではなく、出産のタイミングで商品部よりも出張が少ない仕事にしてもらったんです。経理なんて経験も知識もないので不安でしたが、やってみると楽しくてすっかりハマりました。それまではバイヤーの仕事が天職だと思っていたんですけどね。今も育児をしながら楽しく働いています。
自分のライフプランがまったく想像できていないんですけど、産休・育休に不安はありませんでしたか?
私の場合は29歳で第一子を出産して30歳で復帰しました。ライフスタイルに合わせて異動できたり周囲のサポートがあったので、不安はありませんでしたね。
私の場合も、当時の上司の方が協力してくれて地元の千葉に戻ることができましたし、ライフプランに何か変化があっても柔軟に対応してもらえますよ。久保田さんは最近お子さんが生まれて、何か変化があったんじゃないですか?
早く帰りたい。どうしたら早く帰れるかすごく考えるようになりました(笑)。
Talk.3
未来への期待
子供が生まれてより意識するようになりましたけど、しまむらも社会環境の変化や企業規模が大きくなって、どんどん働きやすくなっていますよね。もちろん、100%定時で帰れるわけじゃないんですけど。
総務部にいるので、会社の変化は肌で感じていますよ。働き方もそうですし、社員の健康促進や教育制度の整備など、どんどん進化していると思います。
しまむらの第一印象が人をすごく大切にする会社だと感じて入社を決めたんです。だから今後も、しまむらを作っている社員一人ひとりを大切にできる会社で在り続ければ、必ず成長していくと思うんですよね。
そうですね。私も就職活動でしまむらに出会った時に、社員だけではなくパートの方なども含めて大事にしているのをすごく感じました。自分がこの先も働き続ける上で、働きやすければいい仕事ができて、結果しまむらも成長する好循環が作れたらいいですよね。
こういう若手の声を聞くと、今自分が携わっている仕事の重要性を再認識させられます。今回改めて皆さんと話してみて、今後は人事部や教育に携わって、これからのしまむらを作ってくれる人たちに力を添えられる仕事をしたいと思いました。
若手の話を聞くと、初心に戻れますね(笑)。私もまだ経験していない部署がたくさんあるので、知識と経験を深めていきたいです。
自分を常に成長させられる環境がありますからね。困ったことがあれば、尾方さんに相談すればいいし(笑)。
どんどん頼ってください! 特に私は女性視点で相談にのれることもあると思います。あとは私だけじゃなく、上司や役員にも気兼ねなく相談や意見を発信して欲しいです。そうすることで、しまむらがどんどん働きやすい会社に育っていくと思うので。
今回、皆さんのお話を聞いて、漠然とした疑問や不安が払拭できて、意欲が湧いてきました! とりあえず店長を目指して頑張ります!