推進体制 取組み事項

サステナビリティ推進体制

しまむらは、サステナビリティ方針の基本的な考え方に沿って、ESG課題に対して持続的な活動を行っています。
ESG課題に対するテーマ設定や課題への解決プロセス、数値目標などについては、経営計画策定委員会で審議し、取締役会で決定しています。
その後、決定された目標に対して、社内各部署が横断的に連携するESG推進チームを設置し、月1回の定期ミーティングで、課題に対する進捗報告や問題提起等を行っています。ESG推進チームの活動内容については、ESG対応部署である企画室が進捗管理を行い、毎月社長へ報告しています。また、年2回以上、取締役会または経営計画策定委員会へ報告しています。

・推進体制

ESG推進チーム

A:環境配慮(資源)チーム(2021年度~)
  • メンバー
    店舗運営部担当執行役員、店装部、総務部、物流部、店舗運営部、商品部、企画室
  • 目的
    商品の納品資材や店舗・本社で使用する備品・消耗品のリデュース&リサイクル推進
  • 2023年度の実績
    1. 1)ハンガーのリサイクル
      • ・リサイクルできるハンガーの種類を拡大
      • ・日本国内のリサイクル拠点の開拓
        (国内でペレット化して海外でハンガーに成型)
      • ・完全循環型リサイクル※量の拡大(前年比111.0%)
        ※完全循環型リサイクル:当社で再び使用する資材へリサイクルする仕組み
    2. 2)ビニールのリサイクル
      • ・透明ビニールから透明ビニールへの完全循環型リサイクルの実装準備
      • ・新小口納品袋の実装(2023年11月より国内稼働、海外は2024年3月より稼働予定)
      • ・買物袋リサイクルの認知度向上施策の立案と実施
    3. 取組み内容の詳細を見る
    4. 3)リデュース
      • ・過剰な納品資材の削減
      • ・店舗オペレーションの見直しによる消耗品の削減(紙・テープ等)
        店舗のペーパーレス化で年間500万枚の削減
    リサイクルハンガーの一例
    新小口納品袋の一例
B:サステナブル調達チーム(2021年度~)
  • メンバー
    しまむら商品部担当執行役員、商品部、貿易部、商品管理部、企画室
  • 目的
    サプライチェーンにおける人権・環境配慮とCO2削減、サステナブル商品・サステナブル副資材の拡大
  • 2023年度の実績
    1. 1)サステナブル商品の拡大
      • ・サステナブル素材の拡大
      • ・サステナブル商品のトレーサビリティ強化
    2. 2)サステナブル副資材の拡大
      • ・サステナブル副資材への切り替え
      • ・脱プラの進行(プラスチックから紙への移行)
    3. 取組み内容の詳細を見る
    4.           
    5. 3)サプライヤーの人権・環境
      • 全サプライヤーから「しまむらサプライヤーCoC※遵守宣言書」を受領し、管理方法の精度アップ ※CoC:コードオブコンダクト(行動指針)
      • ・PB工場審査チェックリストに エネルギー・水使用量の管理を追加
      • ・サプライヤー向け説明会「人権と環境への対応について」の継続(計496社が参加)
    サステナブル商品の一例
    サプライヤー向け説明会
C:ダイバーシティ推進チーム(2021年度~)
  • メンバー
    人事部・教育部担当執行役員、人事部、教育部、店舗運営部、商品部、企画室
  • 目的
    女性活躍推進、障がい者雇用推進、ワークライフバランス推進
  • 2023年度の実績
    1. 1)女性管理職登用拡大(研修・説明会)
      • ・店長候補者の教育カリキュラムの運用
        (受講者数:前年比76.6%)
      • ・ブロックマネージャー候補者の教育カリキュラムの運用
        (受講者数:前年比112.2%)
      • ・店長への昇進に意欲、関心のあるパート社員向け説明会を全国で実施
      • ・ポスター、社内報を使った店長登用の啓蒙活動
    2. 2)女性管理職登用拡大(制度)
      • ・現状の育児と仕事の両立支援制度の周知と運用
        (保活サービス, 子の休憩室利用)
      • ・育児休業からの復職者をロールモデルに設定し、人事制度を改善
      • ・しまむら女性活躍カリキュラム(SWEC)の推進
    3. 3)障がい者雇用拡大
      • ・障がい者職業生活相談員の取得推奨(2024年2月時点331名取得)
      • ・全事業・全ブロックでの障がい者雇用の拡大
      • ・障がい者雇用率の高い事業別の好事例を共有し、店長会議での啓蒙活動を実施
    4. 4)ワークライフバランス
      • ・本社の業務効率改善
      • ・パート社員の勤務体系多様化への対応
      • ・本社勤務時間の変更
    5. 取組み内容の詳細を見る
    店長候補者教育カリキュラム
    社内用ポスター
    女性活躍カリキュラム
D:環境配慮(施設・物流)チーム(2022年度~)
  • メンバー
    店舗建設部担当執行役員、店舗建設部、店舗管理部、物流部、企画室
  • 目的
    店舗・商品センター・本社のCO2排出量削減(消費電力等)、店舗配送時のCO2排出量削減(トラックの排気ガス等)
  • 2023年度の実績
    1. 1)CO2排出量削減(店舗)
      • ・サステナブル店舗のオープンと効果検証
      • ・古いLED照明から最新LED照明への入れ替え(2023年度104件)
      • ・電気使用量の少ない空調機への入れ替え(2023年度45件)
    2. 2)CO2排出量削減(物流)
      • ・配送の一部でJRコンテナ・フェリーを使用する「モーダルシフト」を拡大
        (2023年度 JRコンテナ5路線、フェリー2路線を開通)
      • ・EVトラックの拡大(2023年度5台導入)
    3. 取組み内容の詳細を見る
    サステナブル店舗
    (バースデイ三原店)
    4tEVトラックを導入
E:衣料品インフラ推進チーム(2022年度~)
  • メンバー
    取締役執行役員企画室長、店舗運営部、商品部、EC事業部
  • 目的
    高齢者や過疎地域の住民といった、来店が困難な人々への衣料品インフラの役割強化
    (出張販売・お買い物ツアー・オンラインストア)
  • 2023年度の実績
    1. 1)出張販売の仕組み化
      • ・出張販売の拡大 2023年度31回実施(2022年度7回実施)
      • ・出張販売の全国展開に向けたマニュアルの作成
      • ・2024年度からしまむら事業全店(一部店舗除く)で開始
    2. 2)お買い物ツアーの実施
      • ・様々な施設とのお買い物ツアーの実施
        2023年度8回実施(2022年度は実績なし)
      • ・2023年度12月よりしまむら事業全店で開始
    3. 取組み内容の詳細を見る
    4. 3)高齢者向けオンラインストアの拡大
      • ・高齢者向け商品の取り扱いの拡大(アパレル・介護肌着など)
    過疎地域での出張販売
    買い物ツアーの一例

ESG教育

しまむらグループ全体で「しまむら流のESG対応」を推し進め、全社員でESG活動に取り組むために、社員がESGについて学ぶ機会を設けています。ESG教育によって社員のESGへの理解と関心を高め、社員一人ひとりが自分事として、各担当業務でESG活動に取組んでいます。
正社員へは年1回、社内会議でESG進捗状況を説明するほか、下記のESG教育を行っています。
新任者教育:新入社員教育(正社員) / 新任店長教育 / 各部署新任者教育
定期研修 :各部署ESG勉強会(全社員・年1回以上)

社内会議でのESG進捗説明