推進体制 取組み事項

サステナビリティ推進体制

しまむらは、サステナビリティ方針の基本的な考え方に沿って、ESG課題に対して持続的な活動を行っています。
ESG課題に対するテーマ設定や課題への解決プロセス、数値目標などについては、経営計画策定委員会で審議し、取締役会で決定しています。
その後、決定された目標に対して、社内各部署が横断的に連携するESG推進チームを設置し、月1回の定期ミーティングで、課題に対する進捗報告や問題提起等を行っています。ESG推進チームの活動内容については、ESG対応部署である企画室が進捗管理を行い、毎月社長へ報告しています。また、年2回以上、取締役会または経営計画策定委員会へ報告しています。

・推進体制

ESG推進チーム

A:環境配慮(資源)チーム(2021年度~)
  • メンバー
    店舗運営部担当執行役員、店装部、総務部、物流部、店舗運営部、商品部、企画室
  • 目的
    商品の納品資材や店舗・本社で使用する備品・消耗品のリデュース&リサイクル推進
  • 2022年度の主な取組み
    1. 1)ハンガーのリサイクル
      • ・リサイクルできるハンガーの種類を拡大
      • ・日本国内のリサイクル拠点の開拓(国内でペレット化して海外でハンガーに成型)
      • ・完全循環型リサイクル※量の拡大(前年比135.7%)
        ※完全循環型リサイクル:当社で再び使用する資材へリサイクルする仕組み
    2. 2)ビニールのリサイクル
      • ・透明ビニールからフックへの完全循環型リサイクルの実施
      • ・透明ビニールから透明ビニールへの完全循環型リサイクルの実装準備
    3. 3)買物袋のリサイクル
      • ・店頭でのポスター掲示によるお客様への買物袋リサイクルの周知活動
    4. 取組み内容の詳細を見る
    リサイクルハンガーの一例
B:サステナブル調達チーム(2021年度~)
  • メンバー
    しまむら商品部担当執行役員、商品部、貿易部、商品管理部、企画室
  • 目的
    サプライチェーンにおける人権・環境配慮とCO2削減、サステナブル商品・サステナブル副資材の拡大
  • 2022年度の主な取組み
    1. 1)サステナブル商品・副資材の拡大
      • ・サステナブル商品の開発・販売と、チラシ・動画での販促・ブランディングの強化
      • ・サステナブル副資材への切り替え
    2. 取組み内容の詳細を見る
    3.           
    4. 2)サプライチェーンの人権配慮
      • ・全サプライヤーから「しまむらサプライヤーCoC※遵守宣言書」を受領
        ※CoC:コードオブコンダクト(行動指針)
      • ・サプライヤー(1次取引先)が2次取引先をチェックするCoC遵守体制の構築
      • ・PB商品に限り、3次取引先の主材料業者(主に生地)からの「しまむらサプライヤーCoC遵守宣言書」と「営業許可証のコピー」を回収
    5. 3)サプライヤー向け説明会「人権と環境への対応について」の継続
      (計469社が参加)
    サプライヤー向け説明会
C:ダイバーシティ推進チーム(2021年度~)
  • メンバー
    人事部・教育部担当執行役員、人事部、教育部、店舗運営部、商品部、企画室
  • 目的
    女性活躍推進、障がい者雇用推進、ワークライフバランス推進
  • 2022年度の主な取組み
    1. 1)女性管理職登用拡大(店舗)
      • ・店長候補者の教育カリキュラムの運用
        (受講者数:前年比186%)
      • ・ブロックマネージャー候補者の教育カリキュラムの運用
        (受講者数:前年比124%)
      • ・地域別店長・ブロックマネージャー人員計画の運用
      • ・店長への昇進に意欲、関心のあるパート社員向け説明会を全国で開催
      • ・ポスター、社内報を使った店長登用の啓蒙活動
      • ・新たな仕事と育児の両立支援制度の開発(保活サービス, 子の休憩室利用)
    2. 2)女性管理職登用拡大(本社)
      • ・育児休業からの復職者をロールモデルに設定し、復職者の意見を基に人事制度を拡充
      • ・新たな仕事と育児の両立支援制度の開発(保活サービス)
    3. 3)障がい者雇用拡大
      • ・障がい者職業生活相談員の取得推奨(2023年2月時点242名取得)
      • ・地域の障がい者支援センターとの連携を全国へ拡大
    4. 取組み内容の詳細を見る
    店長候補者教育カリキュラム
D:環境配慮(施設・物流)チーム(2022年度~)
  • メンバー
    店舗建設部担当執行役員、店舗建設部、店舗管理部、物流部、企画室
  • 目的
    店舗・商品センター・本社のCO2排出量削減(消費電力等)、店舗配送時のCO2排出量削減(トラックの排気ガス等)
  • 2022年度の主な取組み
    1. 1)CO2排出量削減(店舗)
      • ・サステナブル店舗の研究と設計
      • ・既存LED照明から最新LED照明への交換工事を実施(一部店舗)
      • ・高効率な空調機への入替え(改装・修繕時)
    2. 2)CO2排出量削減(物流)
      • ・配送の一部でJRコンテナ・EVトラックを使用する「モーダルシフト」を拡大
    3. 取組み内容の詳細を見る
    LED照明
E:衣料品インフラ推進チーム(2022年度~)
  • メンバー
    シャンブル事業部担当執行役員、店舗運営部、商品部、EC事業部
  • 目的
    高齢者や過疎地域の住民といった、来店が困難な人々への衣料品インフラの役割強化
    (出張販売・オンラインストア)
  • 2022年度の主な取組み

    1)様々な場所で出張販売を実施(介護施設・病院・集合住宅・過疎地域)
    2)高齢者向けオンラインストアの研究

    過疎地域での出張販売

ESG教育

しまむらグループ全体で「しまむら流のESG対応」を推し進め、全社員でESG活動に取り組むために、社員がESGについて学ぶ機会を設けています。ESG教育によって社員のESGへの理解と関心を高め、社員一人ひとりが自分事として、各担当業務でESG活動に取組んでいます。
正社員へは年1回、社内会議でESG進捗状況を説明するほか、下記のESG教育を行っています。
新任者教育:新入社員教育(正社員) / 新任店長教育 / 各部署新任者教育
定期研修 :各部署ESG勉強会(全社員・年1回以上)

社内会議でのESG進捗説明